なぜ数学の勉強が必要?

「なんで、数学(算数)を勉強せなあかんの?」って子どもに聞かれたことないですか?
ご両親もそう思っていたら、子どもが納得できるような答えは返せないですよね。

日常生活では、数字に単位をつけて表現し便利に過ごしています。
「大きなボール」と言っても人それぞれで感じ方が違います。
サッカーボールを大きなボールと考える人もいれば、直径60cmのバランスボールを想像する人もいます。
「どれくらい?」の数字を学ぶのが数学の原点です。

それ以外にも


① 数学の問題を解くことで、順序立てて考える力、説明する力が身につきます。

② 公式などを使って問題を解くということは、すでにあるモノを使って新たな課題を解決するという「発想力」や「応用力」などの能力も養うことができます。

③ 計算力は生活の中でも欠かせない力ですが、決められたルールを正確に速く実行するという力、複雑な作業を工夫することでより速く正確に実行する力の養成にもなっています。


これらの力は、社会人になってからもとても大切な力になります。
もちろん、宇宙にロケットを飛ばしたり、地震予測をするのも数学の力が欠かせません。

数学(算数)の苦手な生徒の多くに共通する事があります。
それは、数学を暗記科目にしているということです。

たとえば、速さの問題を解くときにキハジと書いて、設問を機械的に当てはめようとします。
そういう生徒には「速さって何?」という質問をしていますが、多くの生徒は答えられません。
つまり、速さとは何かを理解せずに、正解を見つけるテクニックだけを暗記しているのです。
これでは数学的思考力も身につかないし。数学の楽しさを体験する事もできません。

「数学は好きじゃない」と言ってるお子さんのノートや解答用紙をチェックしてみてください。
もしかしたら、数学の勉強の仕方を根本的に見直す必要があるかもしれません。

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