頭の中の「処理速度」
頭の中の「処理速度」って何? 〜お子さんの得意・不得意を知るヒント〜
人にも「処理速度」ってあるの? 「うちの子、何か遅いのかな?」って心配になったことはありませんか?
これは簡単に言うと、「簡単な作業を、サクサクっと、正確にこなす力」のこと!
目で見た情報や耳で聞いた情報を、頭の中でどれだけ素早く処理できるか、というスピードのことなんです。
「処理速度」が速いって、どんな感じ?
この力が得意なお子さんは、テストで時間内に解き終えたり、先生が黒板に書いた文字を素早く写したりするのが得意です。
まるで頭の中に「情報の高速道路」があるみたい!目や耳から入った情報を、迷うことなく次の作業へスムーズにつなげられます。
「処理速度」がゆっくりなのは、ダメなこと?
まったく、そんなことはありません! ゆっくりなのは、決して「頭の回転が悪い」わけじゃなくて、情報をじっくり丁寧に考えているから。
これは「正確さ」や「丁寧さ」という素晴らしい長所なんです。 ただ、時間制限のある場面だと、ちょっと大変に感じるかもしれません。
子どもの「処理速度」を育むには?
この力は、ゲーム感覚で楽しく伸ばせます!
- ゲームで楽しくトレーニング!— クロスワードや数独など、素早くルールを理解して数字や記号を埋めていくゲームがおすすめです。
- タイムアタックで遊んでみる— 簡単な計算や漢字練習をストップウォッチで計って、「昨日の自分より速く!」と記録更新を目指してみましょう。
- ノートをきれいに書く練習 —図や線を正確に引く練習も、見た情報を素早く処理する力につながります。
「処理速度」は、一人ひとりの個性!
野球のピッチャーで例えるならば、早い球をなげれてもコントロールが悪いと良い投手とは言えませんし、
コントロールが良くても一定以上の速さがないと打たれてしまいます。
何事もバランスが大切です。
お子さんが「どんな風に考えるのが得意なのか」という個性を知り、楽しくサポートしてあげてください。
きっとお子さんの自信にもつながります!