高校入試 作文の書き方講座【番外編】〜採点基準〜

大阪府のホームページには公立高校の過去問や採点基準が公開されています。

作文の採点については高校毎に採点基準を作成し2名以上で採点することで偏りをなくすようにしています。

国語Aでは90点中12点、国語Bでは90点中18点、国語Cでは90点中20点の配点となっています。

評価の観点は以下の通りです。

〇 指示された条件にしたがって、自分の考えが書かれていること。

〇 内容 (13点)

    • 主題や要旨が明確であること。
    • 根拠や例示が的確であること。
    • 文章の展開が論理的であること。

〇 表記  ( 5点)

 

採点基準の例も公開されています。

  S A B C
内容についての 採点基準の例 ・主題や要旨が非常に明快で、主旨を明確に読み取ることができ、きわめて説得力がある。

・考えの根拠が妥当できわめて説 得力があり、例示が非常に具体 的で分かりやすい。

・論理が非常に明確で、筋道を立 てて構成されており、文章がきわめて円滑に展開されている。

・主題や要旨が明快で、主旨を明確に読み取ることができる。

・考えの根拠が妥当であり、例示が具体的で分かりやすい。

・論理が明確で、筋道を立てて構成されており、文章が円滑に展開されている。

・主題や要旨に明快でないところがあり、主旨をあまり明確に読み取ることができない。

・考えの根拠に妥当でないところがあり、例示があまり具体的でなくやや分かりにくい。

・論理があまり明確でなく、筋道を立てて構成されていないところがあり、文章があまり円滑に展開されていない。

・主題や要旨が全く明快でなく、主旨を読み取ることができない。

・考えの根拠が全く妥当でなく、例示が具体的でなく非常に分かりにくい。

・論理が不明確で、筋道を立てて構成されておらず、文章が全く円滑に展開されていない。

表記についての 採点基準の例 ・原稿用紙の使い方が正しい。

・誤字や脱字がなく、漢字が適切に用いられている。

・語句の用法が適切である。

・文の成分の順序や照応が適切である。

 

どんなところを評価されるのかを理解して、しっかり加点されるようにポイントを抑えましょう!