友だちとのトラブルを防ぐ「誤解されない力」「誤解しない力」

「文章を読んでどう感じるかは人それぞれなのに、どうしてテストの答えは1つだけなんだろう?」 そう思ったことはありませんか?

実は、私も子どもの頃は同じように思っていました。

確かに、世の中にある文章は「どうとでも読める(誤解されやすい)」ものがたくさんあります。それが原因で友達とトラブルになったり、SNSで炎上してしまったりすることも珍しくありません。これらの多くは、自分の考えを正確に表現できていなかったり、書かれていることを正しく読み取れなかったりする「コミュニケーションエラー」が原因です。

つまり、学校で学ぶ国語は、こうしたエラーを防ぐための「誤解されない力」と「誤解しない力」を身につける事が目的なのです。

  • 読解力(誤解しない力):書かれていることを正しく理解する技術

  • 表現力(誤解されない力):自分の考えを相手にわかりやすく伝える技術

  • 語彙力:気持ちや状況を正確に表すための「共通の道具」

学校の教科書やテストの文章は、あえて「誰もが同じように読める(誤解を招かない)」ものが選りすぐられています。だからこそ、答えは1つに決まるし、正確な読解力のトレーニングになるわけです。

正確に読み取る練習(誤解しない練習)を積み重ねることは、自分の想いを正しく伝える力(誤解されない力)を育てることにも繋がります。

国語を単なる「受験の勉強」と思うとつまらないかもしれません。 でも、「コミュニケーションエラーによるトラブルを防ぎ、社会で生き抜くための道具を手に入れるため」と思えたら、国語の見方が少し変わってくるのではないでしょうか?

残念ながら、私がこのことに気づいたのは、社会人になってからでした。